肩こりの原因
肩こりとは、首や肩の周囲の筋肉が緊張や疲労を起こして、血液がうっ血するために起こります。
筋肉は、適度な緊張と弛緩を繰り返すことで筋繊維の中を走っている血管をポンプのように動かして、血液を取り込んだり送り出したりしています。このポンプがうまく動作しないと、筋組織に酸素や栄養分を取り込むこともできませんし、筋肉の運動で生じた乳酸などの老廃物を送り出したりができなくなります。
すると、肩の筋肉が硬化し(いわゆる肩がこった状態)、痛みやだるさから力が入り、更に筋肉が緊張して筋肉が圧迫される為うっ血し、血液循環が悪くなります。これが肩こりといわれる症状の主な原因で、みごとな悪循環の輪を描いています。
肩こりは運動不足だけで起こるのでしょうか?
一般的に肩こりの方には、低血圧や冷え性などを持っている、つまり血の巡りが悪い方が多いようです。また、体型的に肩こりになりやすいタイプというのもあって、首が細くて頭を支えるのが大変な方と、撫で肩体型の方です。
肉体的や精神的なストレスを感じ続ける環境にいる方や、姿勢の悪い方、長時間同じ姿勢を続ける方なども、肩こりを起こしやすくなります。
肩こりの原因が他の病気で無い場合は、筋組織のうっ血が原因ですから、溜まってしまった痛みを起こす物質を速やかに排出し、新鮮な血液を取り込んでやれば、肩こりは解消します。
自分の肩こりの原因さえわかってしまえば、それを取り除き再発を防ぐ手段は必ず見つかるはずです。
欧米では、肩こりを患っている人を、ほとんど見かけないんです。日本人にこれほど多い肩こりが、まったくといっていいほど見あたりません。どうしてこういった現象が起きるのでしょうか?この辺の謎を解明することが、肩こりの解決につながるかもしれません。
専門家はこう分析しています。
日本人の飲む水の問題と骨格の問題
日本の水(軟水)は欧米の水(硬水)と比べて平均的にミネラルの含有量が少なく、ミネラルの持つ生体機能を正常にする作用を得にくい上、恒常的にミネラルの摂取量が少ない状態で成長するので、欧米人に比べて骨格が貧弱になりがちです。このため、身体を支える柱(骨)が弱く、筋肉にかかる負担が大きいと考えられます。
姿勢の問題
日本人は、今でこそ椅子とテーブルの生活が浸透してきていますが、昔から直に床に座る、正座の生活を送ってきています。そういった姿勢は、肩や首に大きな負担がかかります。欧米にはこのような習慣は全くありませんよね。だから肩こりと無縁なのかもしれません。
ストレスに対する感受性の問題
個人主義の浸透していない日本では、良くいえば世話好きで誰にでも分け隔てなく接しますが、煩わしく感じる時にも無碍にすることが出来ず、他の民族に比べて、他人と関わる時に精神的なストレスを感じることが多いといわれています。
まず栄養のバランスを調え、姿勢を正し、もう少しゆったりと生活することが大切なのです。
体型が肩こりの原因になっていそうな方は、残念ながらその部分を鍛えるしかありません。また、運動不足の方は適度な運動が必要です。
年輩の女性の肩こりは、単なる肩こりではなく五十肩や更年期障害の可能性があります。女性特有の症状を改善する大豆イソフラボンやチェイストベリー(チェストツリーベリー)の摂取が有効かもしれません。
また、肩こりの解消に、病院で副腎皮質ホルモンの局所注射を受ける方法が有効との報告もあります。しかしながら、外からホルモンを補給すると、ますます体内でのホルモン分泌が鈍ってしまう危険性がありますので、副腎皮質を強化してホルモン分泌を高めるパントテン酸とPABA(飲むUVカットとしても人気)とビタミンC(ビタミンP)をお試しいただくのも良いと思います。
全体的な栄養バランスについては、全てのサプリメントの基本である、マルチビタミンが簡単でよいと思います。
食物繊維は生体機能のバランスをとったり腸内環境を正常化したりと、多方面での働きが証明されています。肩こりだけでなく、美容や健康面でもマルチな活躍をしますので、ぜひ意識して摂ってください。
血流を良くするための栄養素は、ビタミンC(ビタミンP)、ビタミンE、ビタミンB群、EPAとDHA(オメガ3)、イチョウ葉エキス、大豆レシチン、タウリン、朝鮮人参(高麗人参)、霊芝(レイシ) マイタケ シイタケエキスなどです。
血中のコレステロールや中性脂肪が高い方も、血流は悪くなります。「生活習慣病の予防」をご覧の上、改善につとめてください。
もし運動をされるのであれば、水泳、特にクロールや背泳ぎが、肩こり解消には有効です。
肩こりの問題点
肩こりの症状はかなりつらく、しかも多くの発症原因がはっきりとしない上に個人差が激しいため、あまりの具合の悪さに医師の診察を受けても、自律神経失調症とされる場合が多いようです。
肩こりの多くは、血流を良くすることで解消する場合が多いようです。軽い運動も有効でしょう。
甲殻類からとれる動物性食物繊維のキトサンには、肩こり解消の効果が期待されています。
キトサンは腸内の善玉菌(乳酸菌 腸内細菌)を活性化して増殖させ、血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉のコレステロールをを増やします。
その他にも、不眠症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患、抜け毛、白内障、更年期障害、腰痛、神経痛、痛風、高脂血症、高血圧、糖尿病、肝臓病など、さまざまな症状の改善に効果が期待されています。
これは、キトサンが体の自然治癒力を改善してくれるためで、免疫機能を高めて病気に罹りにくい体を作る助けとなる効果が期待されています。
肩こりと栄養補給
肩こりにお悩みの方は、食物繊維をきちんと摂りましょう。
最近、カプセル型カメラの開発により、アメリカでは今まで結果論のみで語られてきた腸内環境と健康状態の関連性が、物凄いスピードで解明されてきていて、食物繊維と善玉菌(乳酸菌 腸内細菌)による腸内環境の正常化によって、肩こりや冷え性が改善されるケースが多い事が証明されました。
腸内環境の正常化は、ダイエットカロリーコントロールや美肌スキンケアにも欠かせません。日本の厚生労働省が推奨する一日の食物繊維摂取量26gに対して、日本人の平均的な食物繊維の摂取量は13gしかありません。意識して摂るようにしましょう。その際、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂ることを心がけてください。
朝鮮人参(高麗人参)は漢方薬ですが、昔から肩こりや便秘、冷え性などの改善・解消に使われてきました。
EPAは血液をサラサラにし、血管を拡張する働きにより、血行の促進効果があり、肩こりの解消に効果が期待されています。
肩こりが酷い方の食生活は、高ナトリウム低カリウム食に偏っている傾向がみられます。
カリウム多め、ナトリウム少なめの食生活を心がけるようにしてください。
高血圧性の肩こりの場合、ビタミンC(ビタミンP)を1日1g以上摂るのが有効との報告があります。
肩こり解消のために意識して摂りたいサプリメント
ビタミンB群
ビタミンC(ビタミンP)
ビタミンE
イチョウ葉エキス
朝鮮人参(高麗人参)
クルクミン(秋ウコン)
霊芝(レイシ) マイタケ シイタケエキス
キトサン
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