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2013年1月9日水曜日

食物繊維でコレステロール値を減らす

 食物繊維コレステロールの腸からの吸収を抑制する働きがあるため、血液中のコレステロール量を減らす作用も期待できます。

 高コレステロール値状態が続くと、動脈硬化や高脂血症、糖尿病、胆石症の原因となります。

 食物繊維を摂ることで、これらの生活習慣病と呼ばれる厄介な病気を遠ざけることができます。ぜひ、積極的に食物繊維を食生活に取り入れてください。

 食物繊維の摂取量は、食事の洋食化により年々減少する傾向があります。

 昭和22年には22.4gだった食物繊維の摂取量が、平成元年になると25%も減少しています。この傾向は、最近でもまだ続いていて、一番新しい資料を見ると、なんと13gにまで減っているのです。

 日本の厚生労働省の示す食物繊維の理想摂取量は26g、世界的には30gの摂取が理想とされているのに、半分以下という状態なのです。


        食物繊維でコレステロール値を減らす

 1970年代のアメリカで起こったことが、今の日本に起きつつあります。
 そのころのアメリカで何が起こったかというと 生活習慣病、特に動脈硬化を発端とする心臓病や高血圧、虚血性脳疾患(脳梗塞)が非常に増え、国の根幹を揺るがすような社会問題となりました。

 FDA(アメリカ食品医薬品局:日本の厚生省のような機関)は、アメリカ国民に食物繊維の摂取を奨励し、その結果、今では動脈硬化に端を発する疾患の多くを減らすことができました。

 健康を維持するのに必要な食物繊維の量は、少なくとも25gといわれています。

 食物繊維と聞くと、野菜や果物を思い浮かべる方が多いと思いますが、野菜や果物は水分が多く、食事による摂取程度では、実は思っているほど摂れていないのです。

 アメリカでは、食事では摂りきれない栄養素を、サプリメントで補うのが常識になっています。

 今でもアメリカには食物繊維信仰のようなものがあり、そういったサプリメントが数多く製造され、大量に売れ続けています。

 これらのサプリメントは、動脈硬化を治すというよりは、健康な人たちが今の健康を維持するための手段として用いているようです。

 食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、特に水溶性食物繊維がコレステロールを減らす作用があり、ペクチンやグルコマンナン、アルギン酸などがその作用が強いといわれています。

 また、不溶性食物繊維にも、腸内を掃除し、発ガン物質や環境ホルモン(内分泌かく乱物質)などを体外に排泄する働きがあります。

 食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂ることをおすすめします。


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