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2013年1月9日水曜日

関節痛を和らげるサプリエント

イエロードッグ
 学名Rumex cispus。イエロードッグはタデ科の多年草でヨーロッパが原産だが、日本にも明治時代から広がり始め、帰化植物となっている。和名はナガバギシギシ。根の粉末を薬用に使う。肝機能の改善や血液の浄化に強い効果があるほか、消化不良、便秘、皮膚病、関節炎などによく効くとされている。

ローズマリー
 学名Rosmarinus officinalis。地中海原産のシソ科の常緑低木。細い枝の周りに、硬い針状の葉が対生する。葉はウッディーな香りを持ち、料理の風味付けや、食用油、ビネガーの香りつけなどに幅広く使える。薬用にするのは葉で、抗アレルギー作用があるロスマリン酸、抗菌作用を持つシオネールなどが含まれている。ドイツではハーブティーを胃腸の不快感の治療薬として使うほか、抽出液を塗ってリウマチの痛み止めにする。

松樹皮ポリフェノール
 松樹皮ポリフェノールは松の樹皮から抽出したポリフェノール成分。産地や抽出方法の違いでピクノジュノール、フラバンジェノール、エンゾジノールといった商標名・商品名がついている。活性酸素を除去する抗酸化パワーが強力で、血流を改善する効果が高い。松樹皮ポリフェノールは関節痛や月経不順、注意力障害を改善する効果が報告され、冷え性やむくみの改善、肝臓の機能向上、中性脂肪の低下、美肌効果も確認が進んでいる。松樹皮ポリフェノールの主たる有効成分は、プロアントシアニジンと呼ばれるカテキンのオリゴマー(数個結合したもの)とされる。

蟻(あり)
 蟻は中国では古くから食用にされていたとされる。蟻は自分の体に比べてはるかに重いものを運ぶことから、滋養強壮作用があると見られている。関節痛を緩和する効果などの検証が進んでいる。

グルコサミン
 グルコサミンは糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖と呼ばれる物質のひとつで、細胞や組織を結合する役割を担っており、軟骨や腱などに広く存在する。サプリメントは、カニやエビの甲羅から取り出したキチン質が材料。変形性関節症によるひざの痛みに効果があり、1日に1000~2000mg飲むといいとされている。

コンドロイチン硫酸
 コンドロイチン硫酸は軟骨やじん帯、角膜、血管壁など、体の弾力のある場所に存在するムコ多糖。組織の伸び縮みを助け、また栄養分を透過させて組織に栄養を補給する。関節炎の人を対象にした多くの厳密な試験で、コンドロイチン硫酸をとると関節炎の痛みが軽くなり、病気の進行が遅くなることが確かめられている。食品では豚や鶏などの軟骨に多く、サメ軟骨から作ったサプリメントも市販されている。

サメ軟骨 
サメ軟骨は免疫力を高めるとともに、がん細胞が増殖のため周りに血管を作るのを抑制するので、一部のガンに有効といわれている。サメ軟骨を摂取するとガンの転移などに関与するマトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP)を阻害する活性が血清で高まることも報告されている。サメ軟骨はコンドロイチン硫酸も含んでいるので、関節炎にもいいと見られている。

ジュニパー 
ジュニパーは中央ヨーロッパ原産のヒノキ科の植物。実が付いた小枝部分から抽出した精油成分がアロマセラピーに用いられる。森林の香り。むくみを解消するためのマッサージオイルに配合される場合も多い。関節炎や腱鞘炎といった、炎症を伴う症状の改善効果も期待できる。実だけから抽出した、ジュニパーペリーと呼ばれる精油もある。

ショウガ
 ショウガはインド~東南アジア原産の、ショウガ科の多年草。ショウガは辛み成分のジンゲロンを含み、血液循環を促進して体を暖める作用など、薬効の高い香辛料として広く使われている。また、たんぱく質消化酵素を含み、肉と一緒に食べると消化を促進する。海外では根の抽出物がサプリメントになっているが、厳密な臨床試験で、関節炎の痛みや乗り物酔い、つわりを和らげる効果が確認されている。


セチルミリストレート
 セチルミリストレートは関節炎対策のサプリメント成分。飲むタイプと塗る軟膏タイプがある。関節炎の患者を対象に行った臨床試験では、6割以上に効果が確認された。同じく関節炎対策のサプリメント成分、グルコサミンと併用すると改善率は8割超という結果も出ている。この成分は、消炎剤の研究の中で、偶然発見された。リウマチ性の関節炎にも効果があるとみられている。ウシの骨を原料とするため、近年ではBSE(ウシ海綿状脳症、いわゆる狂牛病)問題への懸念から敬遠する向きもある。

デビルズクロー
 デビルズクロー。アフリカ原産の、砂漠に生育するゴマ科の植物。実の部分に堅い爪状のトゲがあることから、「デビルズクロー(悪魔の爪)」と呼ばれる。リウマチや関節炎の、痛みや炎症を軽減する民間薬として使われてきた。南米原産のキャッツクロー(ネコの爪)と同様、関節炎対策のサプリメントに配合される。

ノニ
 ノニ。和名はヤエヤマアオキ。ノヌとも呼ぶ。ノニはハワイなどのポリネシア諸島、東南アジア、オーストラリアなどに自生するアカネ科の熱帯植物。ノニのその果実は、ポリネシア諸島の人々が古くから万能の民間薬として重宝してきた。

 ノニには免疫力向上、生活習慣病予防、抗がん作用など、幅広い効果が期待されている。外傷や腫れの痛みを取るほか、感染症、関節炎の症状改善にも用いられる。ノニの果実を搾った100%ジュースもあるが、くせのあるチーズのような独特のにおいを和らげるために他の果汁とブレンドしたジュース、抽出エキスから作ったサプリメントなどもある。

ヒアルロン酸
 ヒアルロン酸は皮膚や関節、目に豊富に存在するムコ多糖類。ヒアルロン酸は1gで6?もの水分を抱え込むほど保水力が高いという特徴があり、皮膚では肌の乾燥の防止、関節では関節液の円滑成分、目では硝子体(しょうしたい)の緩衝などの役割を担っている。

 ヒアルロン酸は医師が処方する医薬品として、変形性膝関節症の軟骨保護や、白内障手術の補助薬、角結膜上皮障害の治療などに用いられている。ヒアルロン酸は化粧品では保湿成分として利用され、サプリメントにも美肌成分として配合されている。1日120mgのヒアルロン酸の摂取を続けると、肌の水分量が高まり、シワの数が減少する効果が確認されている。ヒアルロン酸は、ニワトリの鶏冠(とさか)から抽出したものや、微生物の発酵で生産したものが利用されている。

フェヌグリーク フェヌグリーク。和名はコロハ。インドで広く栽培されているマメ科の一年草で、種子をそのまま食べたり、粉状にして香辛料として使うほか、薬用にもする。たんぱく質が豊富で、サポニンや食物繊維のガラクトマンナンも多い。伝統的には関節炎や気管支炎、切り傷の治療などに使われてきたが、最近注目されているのは糖尿病や高脂血症に対する作用。複数の臨床試験で、血糖値や悪玉コレステロール値を下げる作用が確認されている。

メチルスルフォニルメタン
 メチルスルフォニルメタンは天然に存在するイオウ化合物(有機イオウ)。略語のMSMが使われることが多い。牛乳や野菜、果物など、様々な食品に含まれている。生体のイオウ源として重要で、①関節炎(変形性膝関節症)がある人の関節を調べるとイオウが正常な関節より少ない、②人工的に関節炎を起こした動物にMSMを与えると関節の破壊が進みにくくなる、などのことがわかり、関節炎に効くサプリメント成分として注目されるようになった。関節炎の人を対象にした厳密な試験では、大量に服用すると関節炎の痛みが軽くなるという結果が報告されている。

ローズマリー
 ローズマリーは地中海原産のシソ科の常緑低木。細い枝の周りに、硬い針状の葉が対生する。ローズマリーの葉はウッディーな香りを持ち、料理の風味付けや、食用油、ビネガーの香り付けなどに幅広く使える。薬用にするのは葉で、抗アレルギー作用があるロスマリン酸や、抗菌作用を持つシネオールなどが含まれている。ドイツではハーブティーを胃腸の不快感の治療薬として使うほか、抽出液を塗ってリウマチの痛み止めにする。


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