2002年に中国製のダイエットサプリメントで副作用という事件が起きました。
あの主成分(フェンフェラミン)はアメリカでは1997年に既に製造が中止されていました。
商品名をフェンフェンといって食欲抑制剤としては驚異的な効果を得られるということで、当時は他のダイエットサプリメントがぜんぜん 売れなくなったくらいに効果を発揮したそうです。
しかしアメリカ社会はサプリメントを摂られる方が人口の半分の約1億4000万人いるといわれていますので、市場規模が非常に大きく公共や 民間のサプリメント監視団体が非常に多く、問題が発生する時は過去のデータをみてもかなり早い段階で発生しています。
通常は半年くらいでFDA(米国食品医薬品局)から製造中止の警告が発せられています。
品質に問題があるサプリメントは3年以上も販売されていることはほとんどありませんし、3年以上販売されているということは、そのサプ リメントにリピーターが多く付いているということですから性能の証明になると考えられます。
メーカーは売れ行きの悪いサプリメント はすぐに廃盤にしてしまいます。
そうすることでサプリメントの品質と安全性と性能に関しては問題が非常に少なくなるのです。
またサプリメントの製造メーカーはGMP(アメリカとヨーロッパが中心になって作ったサプリメントの品質と安全管理の監査機関で、世界的 な基準と言って良いと思います。
日本のメーカーでGMPに参加しているメーカーは2008年10月現在ではありません)の基準に合格したメーカ ーで、アメリカでも毎年販売ランキングでBEST20に入る大きなメーカーを選んでおります。
GMPのチェックは以下の通りです。
自社の製造工場を持っていること。
上質の原材料を使い上質の成分を均質に保証できる技術力を持つこと。
製品の安全性と衛生面を定期的にチェックし保証できること。
このGMPのチェックに合格できるメーカーは大手の一流メーカーであると言って良いと思います。サプリメントは消費者の口にするものです。
合成や天然のサプリメントを製造する時に溶剤が使われます。溶剤とは様々な食品から成分を抽出する時に使われる物質で、そうした溶剤がサプリメントの中に残留していては健康被害を起こすこともあります。
GMP基準の一流メーカーにおいて残留溶剤の問題を引き起 こすような低レベルな技術力しか持たないメーカーはまず無いと言って良いでしょう。
GMPでは残留溶剤の問題だけではなく様々な角度から 細かくサプリメントの品質と安全性を厳しくチェックしていますので、GMPの監査基準を満たしている一流メーカーが製造する商品は品質と安全性に自信があるのです。
アメリカは訴訟社会とも呼ばれていますが、そうした中で品質や安全性に問題のあるサプリメントを製造するとメーカーは消費者から訴え られてしまいます。
0 コメント:
コメントを投稿